自費の入れ歯はなぜ値段が高いのか

自費の入れ歯はなぜ値段が高いのか

これまでの入れ歯に、どこか不満を感じていませんか?

当院でお作りするドイツ式入れ歯は、今までの入れ歯が安定しない方、噛むと痛くて上手くお食事ができない方、話をしていると入れ歯が緩んで気になる方、入れ歯が気になり人前で笑ったり大声で話すことができない方に非常に適しています。

保険治療では実現できないこと

保険の入れ歯は、保険治療範囲内での制限もあるため、どうしても

  • 機能しているときの口の周りの筋肉・舌・唇の記録がとれない

  • 上下に平均した圧力がかけられない

  • 術者の圧力による型取りのため、患者様の圧力と異なる

  • 術者の手による圧力のため、患者様が噛んだ時の圧力と異なる

などのデメリットがあります。

当院のドイツ式入れ歯で実現できること

当院で扱うドイツ式入れ歯は、

  • メリット1

    来院回数が少なくすみます

    精密な型取り、噛み合わせの記録、上下顎の高さ、位置の記録を一回でおこなうため、従来のように何回も来院することがありません。

  • メリット2

    理想的なバランス

    噛み合わせの高さを記録しながら型取りをするため、理想的なバランスがとれます。

  • メリット3

    咬み合わせに狂いがありません

    型取りをした印象をそのまま咬合器に付着するため、狂いがありません。

  • メリット4

    正確な記録をとることができます

    患者様自身の圧力によって、口の周りの筋肉・舌・唇に記録をとることができます。

  • メリット5

    筋肉のバランスがとれます

    人工歯は口の中の筋肉のバランスのとれたところに並べることができます。

  • メリット6

    舌を自由に動かせ、発音しやすくなります

    従来は床の形を舌の奥の方に伸ばしていたため、舌が動くと入れ歯を外してしまっていましたが、舌の前の方を利用するため自由に舌を動かすことができます。そのため、唾を飲み込んだり発音がしやすくなります。

  • メリット7

    維持がよいです

    重合も、保険とは違う精密な重合方法でおこなうためウォーターフィルム現象を得ることができ、維持が良いです。

  • メリット8

    骨が薄くても製作可能です

    骨が極度に薄い症例は今まで難症例とされてきましたが、口の周りの筋肉・唇・舌による維持が期待できるため影響が少なくなっています。

  • メリット9

    咬合器の使用で歯科技工士としっかり連携できます

    ドイツのKaVo社の咬合器を使用することにより、歯科技工士との連携がしっかりできます。

などの多様なメリットがあります。

当院で製作したドイツ式入れ歯は、「ピタッと入って」「動きにくい」のが特長です。
試適時と完成時のかみ合わせ・吸着・安定・維持もほぼ変わることがなく、装着時の調整はほとんど必要としません。

これは保険の入れ歯では考えられず、重合の精密さ完成度の高さを感じます。
下顎の入れ歯に関しては、装着時にジュブジュブと音がして口腔内に収まり、上に引いても外れることはありません。(ウォーターフィルム現象)

また口を開いた時、舌・唇・頬粘膜で床を維持しているため人工歯しか見えず浮き上がることもありません。

高齢の方は入れ歯を入れるのが初めてではない方がほとんどです。今までに少なくても数回作り直されてきていますので、入れ歯の良し悪しは患者様が実体験で一番わかってらっしゃると思っています。

なかには、この入れ歯で今までよく食事ができていたなあと思えるものでも、患者様なりに使いこなしてきているのです。
「入れ歯はこんなものだ...」と諦めにも似た思いで。そんな患者様にも、快適に使っていただける入れ歯を目指し、日々研鑽しております。

“食べられなかったもの”が食べられるように

保険の入れ歯でも上手にお食事されている方ももちろんいらっしゃいますが、硬い物はなんとか噛み砕けても、弾力のある食べ物は難しい場合が多いです。

噛むたびに入れ歯が動き、歯肉に食い込んだり、ゴマのような小さいものが歯ぐきの間に入り込み痛くて噛めなかったりするためです。
ドイツ式入れ歯にすると患者様が食べたいものを何でも召し上がることができると思います。(お漬物・海苔巻やお寿司など)

素材の違いだけではない、“かける時間と手間”の差

保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いでよく言われることは、治療に使う素材の違いです。
もちろんそれは実際に自費のものの方が優れているのですが、実際に大きな違いとなるのは、時間と手間をかけているか、という点に尽きると考えています。

入れ歯専門の歯科技工所に依頼します

一般的な歯科技工所には「保険の入れ歯専門です」という歯科技工所はほとんどありません。

その場合入れ歯製作は、流れ作業となります。パートしか見てない、流れてくるものを次から次に処理していく、大量生産のような形になります。治療で重要になる「お口の中の全体を考える」という考えがなくなってしまいます。

一方、入れ歯専門の技工所の場合、入れ歯作りの一連の流れをひとりの歯科技工士が対応します。

ひとりの人に対して対応するか、モノに対して対応するかの大きな違いがあります。
モノに対しての対応になり、担当がころころ変わってしまうのでは、責任がどこにあるのかも曖昧になってしまうでしょう。

当院としては、そんなことは避けたいため入れ歯専門の歯科技工所に入れ歯作りを依頼しております。
患者様、歯科医師、歯科技工士の三位一体で入れ歯製作を進めてまいります。

保険の入れ歯の具合が悪いという患者さん

「保険の入れ歯の具合が悪い」とおっしゃられる患者さまを拝見するときがあります。
その原因の多くは咬み合わせが考えられてないことにあります。

保険の入れ歯を使っていて痛くなり、調整しにいく「使ってみて慣れてくださいね」と言われてもどうしてもよくならず、繰り返し調整をしてしまうのも同じ原因です。

噛んで痛いというのは咬み合わせができていないことの証明で、その場合、噛むたびに歯を揺らしていることになります。
調整してもらったときは一時的によくなるかもしれませんが、噛むと歯を揺らし痛くなり、調整した状態からまたズレていってしまいます。

咬み合わせが考えられていない場合、根本的な部分でずれてしまう要因があるため、調整をしても意味がないのです。

調整を繰り返した保険の入れ歯がどうなるか

保険の入れ歯を調整しながら使い続けよう、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ただし、調整すればするほど、入れ歯を削ることになるので余計にガタガタしてしまう、すかすかになってしまうことになります。

以前、入れ歯の研修会に参加した際に聞いて納得したのは「繰り返しの調整は、3~5回くらいが限度。それ以上は最初に出戻った方がいい」という話です。

調整では治らない原因もあり、保険の入れ歯ではそこまで考慮することが難しいということもご理解いただければと思います。

保険の入れ歯でうまく作りたい

では入れ歯のうまい先生に保険の入れ歯を作ってもらいたい、入れ歯専門の先生なら・・・というお考えになるかと思います。

「保険の入れ歯で見た目がよく、痛くない、よく噛める入れ歯を作って欲しい」とおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。

当院も入れ歯専門としているため、さまざまな入れ歯の患者様がご来院されますが「(保険の範囲内でできる限りのことはされており)しっかり入れ歯が作られているなあ」と感じる場合もあります。

そもそも保険の入れ歯だからとしっかり入れ歯が作られていない場合は問題外ですが、ちゃんと作られているにも関わらず不満をお持ちの場合は「保険の入れ歯でできる限りのことはされています。別の治療をご検討ください」とお伝えする場合があります。

自費の入れ歯の価値とは何か

このように、自費の入れ歯が高額に感じられるのは、「材料の違い」だけでなく、「技術」「時間」「手間」「精度」のすべてにおいて、保険の入れ歯とは根本的に異なるアプローチがとられているからです。

保険の制約のなかではどうしても実現できない、「本当に噛める」「痛くない」「外れにくい」入れ歯をつくるために、精密な工程と専門的な連携が求められます。

一人ひとりのお口にぴったり合った入れ歯を、責任を持って作る。そのための時間と技術、そして経験が、値段に反映されています。

値段のその先にある「毎日の食事の喜び」「人前で笑える安心感」「調整に通い続けるストレスからの解放」は、かけがえのない価値となるはずです。

入れ歯をお考えの方へ

入れ歯をご検討いただく方へ、保険の入れ歯、自費の入れ歯など、入れ歯治療の選択肢をご紹介します。

入れ歯とインプラントを比較される方、すでにインプラント治療をされている方も年々増加しておりますので、インプラントについても当院の考え方をお伝えします。

部分入れ歯、総入れ歯の
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